小田原川本

ダイナミックで渓谷美が素晴らしい上、危険・不快個所の少ない一押しの沢 兵庫県神崎郡神河町

201199日()曇 8:35駐車場所→9:00入渓→11:20黒岩滝→12:00止水堤→13:25駐車場所

不都合が続き、しばらく山行できず。ようやく休日、曇×雨の予報だが予定通り県内の沢へ。播但道:神崎南ICで
降り、県道8号へ。峰山高原へ登る車道が急カーブする地点に林道入口、登山口道標あり。カーブを過ぎた地点に
広い路肩あり。林道の途中でも駐車可。道標に「山腹崩落のため黒岩の滝立入禁止」とある。林道を少し進むと、
鉄橋あり、ここから入渓。大岩ゴロゴロ、水流轟轟、予想よりダイナミックな沢、おじける。タオルと飲物を持参忘れ、
ガックリ。今にも雨になりそうな天気、出直そうかと迷うが、ままよと出発。大岩ゴロゴロの趣の良い沢、気を取り直す。
最初の堰堤は、右から難なく越す。大小の滝が次々に現れるが、高巻きせずに、滝のすぐ横を通過でき、快適。
天気も好転、薄日が差す。喉の渇きは沢の水で潤す。きれいな淵を持つ滝が多い。沢と樹林もマッチ、
渓谷美では、比良の奥ノ深谷に次ぐ。終盤、ハイライトの黒岩滝。落差10m、迫力は乏しいが、雰囲気が良い。
滝の右の岩場が巻き道だが、左の岩場も登れそう、取り付く。中段の岩壁のギャップが厳しく逡巡、小さな凹凸を
頼りに、エイヤと体を持ち上げる。黒岩滝を過ぎ、穏やかな様相になるが、趣の良い沢が続き、気持ちよく進める。
近くでチェーンソウの音が聞こえ、程なく正面に堰堤と車道が現れる。河原状の岩場で満足な気分で沢靴を脱ぐ。
沢から脱出する苦労が全くない点も初心者向き。堰堤に上がり、黒岩滝への道標に従い、沢を高巻く登山道を下る。
自然観察の学習路と称していたようだが、山腹をトラバースする細いダートな道、谷側へ傾斜、転落のおそれもあり、
気を抜けない。黒岩滝を過ぎた辺り、特に危険個所あり。道標の警告個所のよう。道中の趣も乏しく、峰山高原・
暁晴山への登山道としては勧められない。⇒トップページ